真の健康

マインドフルネス実践者たち

はじめに

マインドフルネス(瞑想)は、多くの人が取りいれ、成果をあげており、
心のトレーニングに効果があるようです。
精神的な安定をもたらし、集中力が増すことによるパフォーマンスの向上につながっている。
と、多くの実践者が語っています。
その方達をジャンル別にまとめてみました。
また、企業研修への導入事例と教育現場への応用ケースにも取り入れられているようです。

実践者の方たち

【経営者・起業家】

氏名 きっかけ 実践年数
稲盛和夫(京セラ創業者) 経営哲学の深化 約30年
孫泰蔵(Mistletoe創業者) 心の安定を求めて 約10年
本田直之(レバレッジコンサルティング) ハワイでの生活を通して 約10年
南壮一郎(ビズリーチ創業者) 高ストレス下での集中力向上 約7年
青野慶久(サイボウズ) ワークライフバランス重視 約5年
スティーブ・ジョブズ(Apple) 禅に影響を受けて 約30年(故人)
マーク・ベニオフ(Salesforce) 社員幸福度の追求 約15年
レイ・ダリオ(Bridgewater) 意思決定の質向上 約20年
エヴァン・ウィリアムズ(Twitter創業者) 自己理解のため 約10年
アリ・エマニュエル(WME CEO) 瞑想リトリート参加を契機に 約8年

【アスリート】

氏名 きっかけ 実践年数
大谷翔平(MLB選手) ルーティンの一環 約7年
イチロー(元MLB選手) 集中力強化 約15年
錦織圭(テニス) メンタルトレーニングの一環 約10年
内村航平(体操) 精神統一の技法として 約8年
高梨沙羅(スキージャンプ) メンタルの安定 約6年
マイケル・ジョーダン(NBA) 優勝経験の中で採用 約20年
ノバク・ジョコビッチ(テニス) 食事と合わせて心のケア 約12年
トム・ブレイディ(NFL) 長寿キャリアの秘訣 約10年
コービー・ブライアント(NBA) 禅と瞑想に傾倒 約15年(故人)
アンドレ・イグダーラ(NBA) 睡眠と集中の質向上 約6年

【芸術・エンタメ】

氏名 きっかけ 実践年数
米津玄師(ミュージシャン) 創作活動での内省 約5年
又吉直樹(芸人・作家) 執筆時の集中力維持 約7年
小泉今日子(女優) 精神的セルフケア 約10年
宮崎駿(アニメ監督) 制作の合間に静寂を求めて 約15年
村上春樹(作家) 毎日のルーチン 約20年
ヒュー・ジャックマン(俳優) 舞台前の集中法 約15年
ポール・マッカートニー(ミュージシャン) ビートルズ時代から 約50年
オプラ・ウィンフリー(司会者) 自己成長・精神回復のため 約25年
ケイト・ハドソン(女優) ストレス対策 約8年
マシュー・マコノヒー(俳優) 感情コントロール 約10年

【教育・医療・研究者】

氏名 きっかけ 実践年数
茂木健一郎(脳科学者) 科学的探求の一環 約10年
鎌田實(医師) 被災地支援中の自己管理 約10年
山田博之(東大教授・心理学) 学生指導への応用 約8年
池谷裕二(脳研究者) 情報整理・集中の一助 約7年
高橋祥友(精神科医) 治療への臨床応用 約12年
ジョン・カバットジン(MBSR創始者) 瞑想の科学的応用 約40年
ダニエル・ゴールマン(EQ研究者) 情動知能の理解 約30年
リチャード・デヴィッドソン(神経科学者) 脳と感情の研究 約30年
アンドリュー・ワイル(統合医療) 心身統合のため 約25年
マシュー・リカード(仏教僧・科学者) 脳波研究で注目 約40年

【マインドフルネス実践の傾向と効果】

◆ 実践のきっかけ

  • 高ストレス環境(ビジネス・スポーツ)
  • 集中力・創造性の向上
  • 心の安定や感情コントロール
  • 健康維持や精神疾患の予防

◆ 効果として報告されていること

  • 感情の安定とストレス耐性の強化
  • パフォーマンスの向上(仕事・スポーツ・創作)
  • 睡眠の質改善
  • 自己理解と共感力の向上
  • 長期的には幸福感・生きがいの向上

◆ 実践期間

  • 5年以上続けているケースが多く、習慣化されている
  • 宗教や哲学的背景を超えて、実用的なメンタル技術として定着

 

【企業研修への導入事例】

企業名 導入の目的 内容・方法 効果・成果
Google(Search Inside Yourself) 社員のEQ(感情知能)向上 呼吸瞑想・共感力トレーニング・マインドフルリスニング 集中力向上、離職率低下、リーダーシップ強化
Intel 生産性向上とストレスマネジメント 週1回のマインドフルネスセッション 社員の幸福度向上、ストレスレベル20%減
SAP(独) 組織文化改革 MBSRをベースに社内講師制度 参加者の生産性6%向上、欠勤率の低下
Aetna(米保険会社) 慢性ストレスの軽減 瞑想・ヨガ・呼吸法の導入 年間医療費が1人あたり約2,000ドル減少
パナソニック(日本) 創造力と集中力の強化 呼吸・身体感覚への気づきを促す短時間研修 エンゲージメントスコア改善
リクルート 若手社員のメンタルケア 研修にマインドフルネスを組み込み 離職リスクのある社員の精神状態が改善
DeNA 健康経営の一環 社内でマインドフルネス・ラボ運営 業務中のリフレッシュ・活力回復に効果
サイボウズ 働き方改革と心の整え オンライン瞑想会、社内講師活用 会議での集中力・傾聴力が向上
マイクロソフト(米) 複雑な意思決定のサポート 静寂の時間、ジャーナリング導入 管理職のストレス低下と創造的対話の増加
ヤフー(日本) ストレスマネジメント 「気づき」と「呼吸」を取り入れた研修 生産性向上、社員間コミュニケーション活性化

【教育現場への応用ケース】

対象 地域/学校名 実践内容 効果・観察された変化
小学生 千葉県某小学校 朝の5分間瞑想+感謝ジャーナル 落ち着きが増し、いじめ・トラブル減少
中学生 東京都公立中学校 ストレス対応授業にマインドフルネス導入 不登校傾向の生徒が登校継続、集中力UP
高校生 長野県高校 試験前の緊張緩和ワーク パフォーマンス改善、睡眠の質向上報告
大学生 立命館大学 授業での呼吸瞑想・ボディスキャン 感情の自己調整力が高まり、出席率UP
教師研修 福岡県教育委員会 教職員向けストレスマネジメント 教師の燃え尽き予防・授業満足度の向上
特別支援教育 神奈川県特別支援学校 感情のコントロール訓練として活用 自傷行為・突発行動の減少傾向
保育園児 大阪市内保育園 感情カードと合わせた瞑想ごっこ 怒りの爆発が減り、話を聞ける時間が増加
不登校支援 オルタナティブスクール アート瞑想+対話 自己肯定感と社会性が回復傾向
教育大学 岡山大学 教育学部 教師を目指す学生にMBSR実践 現場でのストレス対処力の基盤形成
PTA活動 千葉県市川市 保護者向けマインドフル子育て講座 親のイライラ軽減、家庭内の会話が増加

【マインドフルネスのビジネスと教育への浸透】

◎ 企業においては…

  • 生産性・創造性・エンゲージメント向上に直結
  • 離職防止・医療費削減にも貢献
  • リーダーシップと対人関係スキルの強化にも有効

◎ 教育現場では…

  • 子どもの情緒安定、集中力強化に顕著な効果
  • 教師・保護者のバーンアウト予防に貢献
  • いじめ・不登校など社会的問題の緩和にもつながる

最後に

マインドフルネスの一般的に下記のようなイメージではないでしょうか。
・宗教的・スピリチュアルなもの:仏教、座禅、お寺=修行という連想。何か特別な人がやるものという距離感。
・難しそう・敷居が高い:「無にならなきゃいけない」「雑念を払わないといけない」という誤解が多く、失敗感を感じやすい。
・リラックス法の一種:ヨガや温泉と同列で、「癒し・落ち着くもの」という印象もあるが、あくまで“リラクゼーション”止まり。
・なんとなく健康に良さそう:ストレスや脳に良いという情報は耳にしても「本当に?どれだけ効果あるの?」という半信半疑も根強い。
・意識高い人向け:「自己啓発セミナーっぽい」「宗教っぽい」という警戒感や偏見もある。

しかし、実践者の実践年数の通り長く続けていくとで、成果を出しているとも言えます。
起業や教育現場にも取り入れられており、近年では、だいぶ変わってきているように思われます。

下記のように、よくある誤解、偏見をしている方多いのですが、、、
・「ちゃんと無になれなきゃ意味がない」
・「雑念が出てきたら失敗」
・「1日1時間くらいやらなきゃ効果がない」
・「宗教を信じていないとできない」
・「時間に余裕がある人しかできない」

実は、これらはすべて誤解です。
今では「1分でもOK」「歩きながらでもOK」「雑念が出るのが当たり前」といった柔軟な考え方が主流です。

科学的根拠があり、誰でも手軽に始められる「脳と心の筋トレ」です。
「毎日の心のストレッチ」として、気軽に取り入れてみてはどうでしょうか?

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