真の健康

ここから始めよう、やさしい一日~わたしを整える、朝の3分~

朝に整えることの重要性

心の「基準」を整える

朝は、心がまだフラットな状態。
この時間に深呼吸や静かな時間を持つことで、

  • 1日を「慌ただしさ」ではなく「落ち着き」から始められる

  • 小さなストレスに振り回されにくくなる

  • 意識の方向(外 → 内)をリセットできる

身体のリズムを整える

起きた直後の呼吸や軽い動きは、

  • 自律神経(交感神経と副交感神経)の切り替えをスムーズにする

  • 脳と体の血流を促し、集中力を高める

  • 呼吸と姿勢を整えることで、疲れにくい状態をつくる

自分に「戻る」時間をつくる

人間関係やSNS、タスクに飲み込まれる前に、

  • 自分の状態に気づく

  • 気分や体調を言葉にする

  • 今日、自分に必要なものに意識を向ける

習慣は“朝”が最も影響力を持つ

心理学的にも、朝に行う行動は「1日の行動の流れ」を決定づけやすい。

  • 朝の整い → 日中の安定 → 夜の睡眠の質向上

  • 結果として「毎日」が整い、「生き方」に影響していく

朝の3分で私を整える方法

マインドフル・ブリージング(意識的呼吸)

所要時間:3分

やり方:

  1. 静かな場所で楽な姿勢(座る or 仰向け)をとります。
    背筋は自然に伸ばし、肩の力を抜きます。

  2. 目を閉じ、呼吸に意識を向けます。
    「今、吸っている」
    「今、吐いている」
    と心の中でやさしく観察します。

  3. 呼吸をコントロールしようとせず、自然な呼吸の流れを感じます。

  4. 雑念が浮かんだら「気づいた」と心の中でそっとつぶやき、呼吸に注意を戻します。

  5. これを3分間、呼吸のみに意識を集中して続けます。
    呼吸の「音」「温度」「胸やお腹の動き」など、何でもOKです。

 

ポイント:

  • 「今ここ」に意識をとどめるのがこの呼吸法の核です。

  • 呼吸が浅くても深くても、ただ「気づく」ことが目的です。

  • 毎日続けることで、心がざわついたときに自然と呼吸に戻れるようになります。

朝の習慣にするコツ:

  • 起きたらすぐベッドの上でやってもOK。

  • タイマー(3分)をセットしておくと安心です。

  • 終わった後、「今日も良い1日になりますように」と心で締めくくるのもおすすめ。

おまけ(音声ガイドスクリプト):

これから、3分間の呼吸の瞑想を行います。
楽な姿勢で座るか、横になりましょう。
背筋は自然に伸ばし、肩の力を抜いてください。

目を閉じます。
そして、今ここにいることに気づきましょう。

……
(1秒間の間)

まずは、自然な呼吸に意識を向けてみます。
吸って……
吐いて……

何も変えようとせず、ただ呼吸を感じてみてください。

……
(2〜3秒間の間)

吸うとき、空気が鼻を通り、胸やお腹がふくらみます。
吐くとき、体が少し緩み、空気がゆっくり出ていきます。

……
(5秒間の間)

何か考えごとが浮かんでも、大丈夫。
「気づいた」と優しく心の中でつぶやき、
呼吸に意識を戻します。

吸って……
吐いて……

……
(10秒間の間)

呼吸は、今ここにある自分とつながる場所です。
静かに、ゆったりと、呼吸を感じていきましょう。

……
(15秒間の間)

吸って……
吐いて……

今、この瞬間をただ感じて……

……
(15秒間の間)

それでは、意識を少しずつ外の世界へ戻しましょう。
体の感覚に気づき、音に気づき、周りの空気に気づいていきます。

最後に、今日の自分にやさしく一言。
「今日も、自分にやさしくいよう。」

ゆっくり目を開けて、呼吸を感じながら新しい一日を始めましょう。

さいごに

瞑想式の呼吸法を、はじめやすいように3分でまとめました。
貴重な朝の時間ですが、自分自身のために、3分だけ使ってみてはどちらでしょうか。

朝の3分で心を落ち着かせ、やさしい一日をスタートすれば、
とっても機嫌よく、楽しい一日になるはずです。

あなたの一日が、やさしさに包まれますように。

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