ノミさんのジャンプ力
ノミさんは、2mmほどの
大きさの小さな虫です。
2000種近くおり、
日本産は約75種ほど。
すべて温血動物に寄生し、
哺乳類に寄生するものが
全体の95％を占めます。
「ノミさんが好き」という方は、
あまりいないかもしれませんね。
ノミさんのジャンプ力は、
30cmほどです。
己の体長の150倍も
ジャンプできるのです。
身長170cmの方が、
なんと250ｍジャンプする。
という事です。
きっと物理的な問題などで、
ノミさんが人間の大きさであっても、
計算通りの跳躍力とは、
ならないかもしれませんが、
恐るべき能力です。
コップに閉じ込められたノミさん
あるノミさんが、
小さなコップの中に、
入ってしまいました。
このノミさんは、
当然ジャンプし、
すぐ外に出て行きます。
では、コップにガラスの蓋を
したらどうなるでしょうか？
ノミさんから見れば、
空が見えますので、
思い切ってジャンプ！
ですが、、、
蓋に遮られてしまい、
落ちてしまいます。
何度かジャンプするものの、
その度にガラスの蓋に遮られ、
外には出られません。
痛いし、窮屈だし、
外に出られない。
ノミさんのジャンプ力も、
段々と弱くなっていき、
いつしかガラスの蓋に
当たらない程度にしか
飛ばなくなります。
コップの蓋が外れた
コップにあったガラスの蓋が
外れました。
いや、よかったですね。
ノミさん。
ノミさんは、嬉々として
外に飛び出して行きます。
残念ながら、、、
そうはなりませんでした。
ガラスの蓋が外れても、
コップの高さまでしか
飛ばないままだったのです。
これはコップから出しても、
同じままです。
コップから出たとしても
コップの高さまでしか
ジャンプしようとしません。
ガラスの蓋に体をぶつけ、
痛い思いをしたことを
覚えているからです。
再び高くジャンプするには
自分の能力に限界を
作ってしまったノミさん。
再び高くジャンプするには、
どうすればよいのでしょう。
高く飛ぶ事を忘れたのか。
高く飛ぶ事はダメだと
ブレーキをかけたのか。
ノミさんを、本来の姿に
戻してあげたいですよね。
体長の150倍もの
脅威のジャンプ。
それには高くジャンプする
他のノミさんと一緒に、
過ごさせることです。
高くジャンプする方を見て、
マネをしてしまいます。
そうしている内に、
高く飛べる事を思い出し、
ガラスの蓋の高さ以上に
飛び跳ねるようになるように
なるのです。
まとめ
あなたは、本当の自分の
能力を知っていますか。
人間はすごいのです。
日本語を自在に操るだけで、
すごいのです。
しかし、傷つきやすい人は、
特にその能力に蓋を
してしまいます。
蓋をしたのは他人ではなく、
おそらく、あなた自身です。
ノミさんのように、
自分を勝手に閉じ込め、
苦しまないでください。
あなたの秘められた能力を
解放してあげましょう。
