子どもの健康を守るために知っておきたい飲み物のこと
「のどがかわいた」と言うわが子に、
ジュースやスポーツドリンクを持たせていませんか?
実はその“やさしさ”が、
知らず知らずのうちに子どもの健康をおびやかしているかもしれません。
🚨増えています ― 「ペットボトル症候群」とは?
甘いジュースやスポーツドリンクなど、
糖分を多く含む飲み物を毎日のように飲み続けることで起こる病気が
「ペットボトル症候群(正式には:ソフトドリンクケトーシス)」です。
🧬 原因は「飲みすぎた糖分」
これらの飲み物には、驚くほど多くの**糖分(=砂糖)**が含まれています。
例えば、500mlのジュース1本に入っている砂糖の量は、
スティックシュガー10~15本分にもなることも。
これを繰り返し飲み続けることで、
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血糖値が急上昇
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体がインスリン(血糖値を下げるホルモン)を大量に分泌
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やがて体のバランスが崩れて、病気へ…
という流れで、子どもでも発症するケースが増えています。
😵どんな症状が出るの?
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のどの渇きが止まらない
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トイレが近くなる
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ぐったりして元気がない
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食べているのにやせていく
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酷いと意識がもうろうとすることも…
これらの症状に気づかず、
体調不良のまま**放置してしまうケースも少なくありません。
「ただの疲れかな?」「夏バテかも?」と思っているうちに、
病院に運ばれる例もあります。
❗スポーツドリンクも“安心”ではない
「水じゃなくてスポドリを飲ませてるから大丈夫」と思っていませんか?
実は、スポーツドリンクにも多くの糖分が含まれています。
特に、日常的に飲み続けると糖分のとりすぎにつながり、
水分補給のつもりが逆効果になることも…。
✅ 親としてできることは?
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基本は水やお茶を習慣にする
→「のどがかわいたらまず水!」のクセづけが大切です。 -
ジュース・スポドリは“特別なとき”だけ
→外出時や運動後など、必要なタイミングを見極めて。 -
子どもの体調の“ちょっとした変化”を見逃さない
→やけにのどが渇く・だるそう・やせてきた…などがサインです。
🌱まとめ
甘い飲みもの=元気のもと、ではありません。
水分補給として与えていたつもりが、かえって子どもの体に負担をかけているかもしれません。
「飲み物を選ぶ」ことは、
**親にしかできない、小さな大きな“健康習慣の教育”**です。
今日から、少しだけ意識してみませんか?
お子さんに、言葉で説明しても、なかなか理解してもらえません。
記憶に残すには、実際に見て体験する事が大事です。
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